大人
今日は実家へ行ってきた。
あけましておめでとう、と。
甥っ子が来ていた。お年玉を渡す。
2014円。
あいつは「つまんねー」と言っていた。
返せ。今すぐ返せ。と迫ったら、
「せこすぎるよ、○○(僕の名前。呼び捨て)」と言われた。
そういえばあいつに、おじさんと呼ばれた覚えがない。
高1の夏、あいつが生まれて、僕はおじさんになった。
15歳差という微妙な年齢差のせいか、僕は年の離れた兄弟みたいに思っている。
彼は今、中3。受験生だ。
勉強してるのか?と聞いたら、「ゲームばかりやっている」と言っていた。
それでいいのか?ろくな大人になれないぞ、と問いかけると、
「大人になる事に夢を持てない」
「大人になる事に意味を感じない」
「受験に成功したとして、その先に何があるの?」と返された。
僕は大人として、何て言葉をかければいいのかわからなかった。
そもそも大人って何だろう?
こんなことを今更思っている自分は大人失格かもしれない。
そのあと甥っ子と「ヨッシーのタマゴ」というパズルゲームで対戦した。
勝った。
大人をなめるなよ。と勝ち誇った僕にあいつは、
「駄目な大人だwww」と笑っていた。
……同感(笑)。
精進します。
それでは、また。