hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

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2種類の調子の悪さ

今日は2週間に1回の通院日だった。

朝食がふかし芋1本だけだったので、お腹がすいた。

食堂があればいいのに。

売店はある。

ただし、店のおばさんが留守の時は使えない。

今日は、いた。

カレーパンと栄養ドリンク。2つで210円。

店を出て野外のテーブルでパンをほおばっていると、数人の男性が通り過ぎて売店へ向かっていく。

固いゴムで出来た入院患者専用のぞうりを履いていた。

僕もかつて履いていた事がある。

懐かしいなんて思わない。できる事なら2度と入院はしたくない。

しかし、自分がこれからどうなって行くかはわからない。

 

発作が起きるたびに入院生活の記憶がよみがえり、再入院が頭をよぎる。

「気分が悪い」なら、なんとかなる。

しかし、「調子が悪い」のは抵抗不可能だ。

 

僕は統合失調症にかかっているが、2種類の調子の悪さがある。

急性のものと慢性的なものだ。

急性のものはいつものやつだ。

精神的に強いストレスや、負荷がかかると発作が起きる。

世界に浸食されていく感覚。音と光に圧倒され、息が乱れて、鼓動が激しくなる。

ものすごく辛いが、頓服の薬をのんでしばらく安静にしていれば抜け出せる。

 

慢性的なものは、

とにかく不安になる。何かをしたいのに何もできない。

焦る。自分を責める。追いつめられる。

でも、何もできない。

落ち着かない。じっとしていられない。

思考がまとまらず、とにかく動いてないとつらい。

結果、家の中をぐるぐる歩き回る事になる。

「何か」がつらいのではなく、「存在していること」そのものに不安を感じる状態。

何度も思った。

死ねばこの状態から抜け出せるのではないか?と。

死に近づく、という意味ではこちらの方がまずい。

1番ひどかった時はずっとそういう状態だった。

この状態は、薬がある程度自分に馴染んでから抜け出せた。

だから、いまはない。

でも、またあの状態になってしまったら、勝てる気がしない。

これからまた、ああなる可能性だって十分にある。

出来るだけ考えないようにはしているが……。

 

ふと考えてみた。

あの頃から考えると、今の状態は奇跡みたいなものだと。

部屋に鍵をかけられてるわけでもなく、足の震えが止まらないわけでもなく、薬の副作用だってそんなにきつくない。

普通に本を読めて、家事も自分の力でできている。

壁に新聞を貼らなくてもいいし、買い物だって行ける。

散歩すれば気持ちいいし、腹筋も30回できるようになった。

わらったり、おこったり、たまに泣いたり。そういう何でもない事を味わっている。

何だ、けっこう幸せじゃん。と一人で勝手に納得している今日この頃。

それでは、また。