何と戦ってんだろう
僕は統合失調症を患っている。
12年前、19歳の時に発症した。
ひどかった。
薬を1日30錠近く飲んでいた。
副作用で、手が震える、まぶたが重い、動きがのろくなる、口が渇く、常に眠い、ふらつく、めまいがする。
病気と戦ってるのか、薬の副作用と戦ってたのかわからない。
それでも飲まないとやってられなかった。
最近は調子がいいので、薬の数と、その量(何mgか、いう意味)が減ってきた。
副作用も以前と比べると格段に軽い。
表情が明るくなった、元気になったと人にも言われる。
笑ってくれるひと、あいさつを返してくれるひと、話しかけてくれる人も現れるようになった。
うれしいことだ。
同時に思い出す。
副作用に苦しんでた時、
人間じゃないみたい、死ね、気持ち悪い、というような事、あるいはそのままの言葉を結構浴びせられた。
あの頃の僕も、今の僕も同じ人間なのに。
何でこうも扱いが違うのか?
見た目か。
せめて自分は見た目だけで人を差別しないひとでいたいと願っている。
とはいうものの。
どうしても見た目に縛られるんだよなあ……。
むずかしい。
それでは、また。