hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

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ともにいる

以前、甥っ子たちと過ごしている時、僕は探す目で見ていた。

 

「いま、この子たちに足りないものは何だろう?」

「次は何をすれば楽しませられるか?」

「勉強は、どういう教え方をしようか?」

 

足りないものを探して、それを満たすように自分を動かしていた。

だいたいにおいて、うまくいき、感謝された。うれしかった。

 

でも、今思うとずいぶん自分を押し付けてしまった気もする。

多少お腹が空いていても、暇でもよかったのかもしれない。

放っておいてほしい時もあったかもしれない。

勉強なんかしたくなかったかもしれない。

そういう事に気付けなかった。

 

結局、自分が認められたかっただけじゃないのか?

全然相手の気持ちを考えてなかったんじゃないか?

僕は自分にとって大事な相手にもこんなふうにしか付き合えないのか?

一時期、そんなふうに自分を疑っていた。

葛藤した。嫌にもなった。何もかも。

 

でも、彼らと一緒にいるのは楽しかった。

少なくとも僕は楽しかった。

彼らも笑っている事が多かった。(と思う)

それは、嘘じゃない。

強く自分にそう言い聞かせた。

なので、彼らを避けたり、逃げたりするのだけはやめようと思った。

 

変わらずに甥っ子たちは遊びに来てくれる。

そんな中で、どう折り合いをつけるのか?

彼らと、自分自身と。

それがここ何年かのテーマだった。

 

僕は、相手に足りないものを補ってあげる事が「いいこと」だと思っていた。

でも、それって「足りない」って発想から始まってる。

そこが間違ってるんじゃないか?

たしかに、相手の欠けているものを満たせられれば、頼られて嬉しくなったりもするし、一時的に相手に安心感も与えられる。

でも、それは相手が自分で伸びる可能性を摘んでしまうじゃないだろうか。

結局は、相手から何かを奪い取っている事なんだと思う。

そもそも僕の「頼られたい願望」だって褒められたもんじゃない。

いいかげん捨てるべきだと思う。

 

それで、いま思うのは。

助けを求められた時は応える。

でも、それ以外の時はただ落ち着いて、ともにいるだけでいいんじゃないのか、って考えている。

もう二度とない時、そこにしかない何かを共有する。

探さない目で、穏やかに、落ち着いた気分で。

そんなふうにいたい。

昨日もそんな感覚を持って甥っ子とカードゲームをしていた。

そうすると、やっぱり楽しい。

普通の事を普通に楽しめるようになった。

戻ったり、進んだりを繰り返してはいるけれども、

自分のペースで歩いている。

思考錯誤するチャンスがある事が僕の幸せだ。

それでは、また。