hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

【送料無料】僕のひきこもりナンパ宣言...

【送料無料】僕のひきこもりナンパ宣言...
価格:1,365円(税込、送料込)

穏やかに、死にたい気分について考えた

クロ、と呼ぶと、

「ニャー」と鳴きながら寄ってくる。

……かわいい奴め。

テーブルの上にペットボトルのお茶。

午前中、自動販売機に行ってきた。人がいなければ外出も脅威ではない。

友好的な家族(珍獣)と、(条件さえそろえば)出かけられる場所がある、というゆとりを得た僕は、ここ何年もないぐらい穏やかな気分だった。

ふと、最悪だった時のことを思い起こした。

精神病院に措置入院していた時のことだ。

自殺願望がかなり強かった。

十年の付き合いのある主治医に何度かこう言われた。

「君は死んじゃうんじゃないかと思っていた」と。

引きこもることで生き残り、死にたいとは思わなくなった。

何で僕は死のうとしていたのか?

自分の見聞きするものをすべて人に否定された。

「それは幻聴だ。妄想だ。信じるな」

じゃあ、何を信じろと言うのか?

自分の五感を信じられなくなって、行き場を無くし僕は閉じこもった。

 

自分が嫌いで、ゆるせなかった。

誰にもあいされない。

自分には価値がない。

話を聞いてくれる人がいない。

理解者はどこにもいない。

居場所もない。

無力感と焦りだけが全身をつつみこんでいる。

そんなふうに感じていた。

だから、いたずらに死を望んだ。

今はちょっと違うけれど。

正直、この先どうしていいかもわからない。未来に何の保証もない。学歴もない。資格や特技、人に誇れるものもない。そもそも外に出られない。

「ないない尽くし」だ。

だけど、生きて、応えをさがしたい。

クロが僕の膝の上に乗ってくる。

頭をなでてやると喉をゴロゴロ鳴らす。

やっぱり猫だろう、お前?

僕は今、笑えてる。

それでは、また。