実家と母と内職
昨日はちょっと動いた。
その反動か、すこし疲れが出ていた。
窓際でクロと遊びながら、じっくり休んだ。
これまでの事をすこし思い起こし、最近生活が変わったなあ、なんて午後のお日さまに当たっていたら、電話が鳴った。
母だった。
「助けて」と言うので何事か、と聞くと、「内職を手伝ってほしい」との事。
自転車で実家に向かった。
行く途中の公園で、小学生くらいの男の子がブランコに乗って、「首がとれるぅ~!」とか騒いでいる。
大丈夫か、小学生?
びっくりして視線を送るが特に危険な様子はなかったので、すぐに駆け抜けて逃げた。
実家に着くと、内職の帽子が所狭しと並んでいた。
母と2人で内職。
帽子の糸を切ったり、値札を取り付けたり、ひもを通したり。
結局2時間取り組んだ。
終わった後、母は僕にこう言った。
「何か表情変わったね。少し明るくなった」と。
自分の顔の表情はわからないままだが、ちょっと嬉しく思った。
今までやってきた事が、活きているのだと思うと感謝の気持ちがわき起こってくる。
それでは、また。