全力疾走、田舎道中。
走った。
身体を動かしたかった。だから走った。
全力で走って、息があがる。
早朝なので空気が冷たい。苦しくなって息を吸い込むと、喉の奥を切りつけられるようだった。
人がいない田舎道。田んぼが広がっている。
鳥たちがこっちを見ていた。
ふざけて両手を上げ威嚇すると、一斉に飛び立った。
しかし、すぐ近くの田んぼに再び降り立つ。
追いかけてまた驚かす→鳥飛ぶ。という不毛な遊びを僕はくりかえし、楽しんだ。
普段散歩しているときは気づかなかったが、走ってみるとお腹が痛む。
上体を支える筋肉が足りてないという事なのだろうか?
どんどん衰えて行っている気がする。
焦りを感じた僕は、再び走りだした。
過ぎ去った時を思うより、
今ここで体を鍛えようと決意した。
それでは、また。