hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

【送料無料】僕のひきこもりナンパ宣言...

【送料無料】僕のひきこもりナンパ宣言...
価格:1,365円(税込、送料込)

電話と緊張

朝から緊張。

僕はバイトの申し込みの電話をかけようとしていた。

掃除のバイト。

1日2時間。

近所のスーパー。

週休2日。

 

掃除は好きだし、短時間と言うのは発作を恐れる僕にとっては嬉しい。

近所というのも安心材料だ。

 

でも、正直こわい。

10代のころは色々バイトしていた。

しかし、統合失調症になって20代はずっと引きこもっていた。

今の自分にやれるのか?

不安が頭の中をぐるぐる回る。

しかし、

勇気を出して電話した。

 

中年の女性が出た。

はきはきと喋る人だった。

――新聞のチラシを見て電話をかけました。

「どこの店舗を希望ですか?」

――○○店です。

「今担当の者がいないので、夕方にこちらからお電話さし上げます。よろしいですか?」

僕は、よろしくおねがいします、と電話越しに頭を下げた。

 

ちゃんと話せてたかな?とか、

もう評価は始まっているのか?などと考えた。

それからずっと緊張していた。

劣等感と不安が脳を休ませてくれない。

胃がキュッとする。

自分のメンタルの弱さと、社会経験の不足を思い知った気がした。

 

お昼頃、コンビニへ行った。

店員さんを見てしまう。

この人たちも頑張って働いているんだな、と改めて思った。

支払いをして、おつりをもらう。

カウンター注文のから揚げ棒を受け取りながら、

ありがとうございます、お仕事頑張ってください。と伝える。

店員のおばさんは驚いた顔をしていた。

変な奴と思われたかもしれない。

やっちまった。

恥ずかしくなった僕は若干の急ぎ足で店を出た。

 

さっき電話があった。

若い男性の声。おそらく年下。

年齢は?と聞かれ、

31です、と伝えると、「若いですね」と言う言葉が返ってきた。

どうやら平均年齢が高い職場のようだ。

声の後ろの方でがやがやといろんな音が聞こえた。

立て込んでいたのかもしれない。

また面接の日が決まったら連絡するので、写真付きの履歴書を用意しておいてください、とのこと。

面接は現場のスーパーでやるらしい。

履歴書は明日用意しようと思う。

どうなるかわからないが、挑戦してみる。

それでは、また。