hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

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勉強

本来なら今日は2週間に1回の通院日だったのだけれど、いかなかった。

この間通院した時に薬を1カ月分もらっていた。

先生が「調子がいいなら来なくても大丈夫」と言ってくれたのだ。

調子はいい。

なので行かなかった。

 

代わりに姉の家におじゃました。

甥っ子兄弟の弟がいた。

通称・天才。

一時期「スラムダンク」を熟読した彼は、主人公に影響されて自分を「天才!」と言いまくっていた。

僕がからかい半分に天才、天才、と呼び続けたらそれが定着した。

公式な場では名前で呼ぶけれど。

 

天才は今年小学校を卒業した。

明日からは中学生だ。

「行きたい高校がある」と言う彼は先月から学習塾に通い始めた。

 

塾のテキストや学校の宿題を見せてもらう内に勉強を手伝う事に。

理科と英語。

被子植物」や「裸子植物」など、懐かしい単語に触れる。

天才はアルファベットにまだ慣れていないようで字がぎこちなかった。

彼は僕と同じで、文字が下手だ。漢字やひらがなも。

そういうところが愛おしかったりもする。

本人には絶対に言えないけど。

 

僕が問題を出し、天才がそれにこたえる。

わからないところは一緒に調べたり考えたりした。

……自分がまだ彼の役に立てている事が嬉しかった。

 

「わかる」って事はいいことだと思う。

人に教える事が出来るからだ。

僕は教える事が好きだ。

どうして好きかと言うと、

教えられる方は、問題に立ち向かう。

教える方は、どうすれば相手にわかってもらえるかに心を砕く。

その時僕は「ひとりじゃない」気がするのだ。

幸せを感じる。

さらに、うまくいけば「できない」が「できる」に変わるその瞬間に立ち会える。

ゲームをクリアしたような楽しさが溢れるし、感謝までされる。

すごく嬉しくなる。

学校や、塾の先生をやっている人はあの快感に魅せられたのかもしれない。

 

一段落すると天才は、友達とサッカーをしに行った。

僕は姉に出してもらったコーヒーを飲みながら猫に触れた。

3匹。

なでて、突っついて、なでた。

そのあと、家に戻った。

バイトの面接の電話が入るかもしれないからだ。

結局、連絡はなかった。

どうなるのかわからないけど、今日はちょっと落ち着けた。

それでは、また。