みそ汁
昨日、母に料理を教わった。
みそ汁だ。
僕はいつも、みそ汁はインスタントのもので済ませていた。
コンビニなんかで12食198円とかのやつ。
だったんだけど、みそ汁を自分で作れないか?と思いついてしまった。
そこで、母に頼みこんだ。
作り方を教えてくれ、と。
授業料は缶コーヒー1本で、手を打ってもらった。
大根の味噌汁作り。
やることは2つ。
1、大根のカット。
2、みそ汁そのものの調理。
母が「こうやるのよ」って、大根の皮をむいていく。
作業興奮に促されたのか、母は全部自分で皮をむこうとした。
僕は慌ててそれを止めた。
自分でやらないと覚えられないからだ。
生まれて初めて大根の皮をむいた。包丁で。
中々うまくいかない。切り取った皮に、身が結構ついちゃってた。
指を切りそうにもなった。何とか無事に終えられたけど。
カット自体は簡単だった。
玉ねぎのみじん切りよりも楽だった。
僕にとって、みそ汁は神秘だった。
イメージとしては、魔法。
材料+母=いきなりみそ汁。みたいなイメージ。
ところが、自分でやってみると拍子抜けするほど簡単。
材料を切って、それを茹でてアクをとり、出汁を入れて(インスタントのものを使った)、最後に火を止めて味噌を溶かすだけだった。
みそ汁を飲むと、ちゃんとおいしかった。
僕は心の中で、やればお前だって出来るじゃん、とズルい大人の決まり文句を自分にかけていた。
という訳で、僕はみそ汁の作り方を習得した。
今度は肉じゃがの作り方も教えてもらう予定だ。
それでは、また。