hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

【送料無料】僕のひきこもりナンパ宣言...

【送料無料】僕のひきこもりナンパ宣言...
価格:1,365円(税込、送料込)

甘え

昨日、姉の家へ行ってきた。

姉と甥っ子兄弟がいた。

甥っ子は2人いる。

兄さん(兄)と天才(弟)だ。

兄さんは高校1年。天才は中学1年だ。

 

穏やかな午後。

僕は姉に出してもらったコーヒーを飲みながら本を読み、

姉は天才の宿題を手伝っていた。

兄さんはオンラインゲームに熱中していた。

ゲームの結果に一喜一憂。ニヤけたり、突然叫びだしたり、大変な奴だと思った。

 

天才と姉は色々話しながら宿題を進める。

天才は反抗期なのか、暴言が多い。

「おまえのせいだ」とか「バカか」とか。

それに対して姉は笑顔で対応していた。

ちなみにあいつは未だに姉の事を「ママ」と呼んでいる。

友だちの前では「母さん」と言っているようだが。

姉はそれがこそばゆいと言っていた。

 

天才は1人で勉強できない。

絶えず人を使う。

あれやって、これやって、と。

でも、勉強ができないわけじゃない。

実際教えていても、僕が言う前にだいたいの事はわかっている。

だから、勉強を教えるということそのものでなく、「一緒に勉強に付き合ってくれる人」を求めているのかな、とも思える。

つまり、甘えだ。

 

僕は僕で。

今まで甥っ子たちに勉強を教えてきた。

教える事は嫌いじゃないし、感謝されれば嬉しい。

でも、どこか嫉妬していた。

「自分が子供の時はこんなふうに付き合ってくれる人はいなかった」と。

そういう気分が常にある。

人間がちっさいかもしれないけど。

 

それで、天才に手伝ってと言われた。

僕は読んでいる本に夢中だったし、姉も面倒を見ていたので、

「甘えるな!お前にかまっているひまはない!フゥーハッハッハ!」と冗談交じりに断わった。

……今思うと大人げなかったと思う。

 

しばらくすると電話がかかってきた。

天才の友達からだった。

「うん、わかった」と言って電話を切る天才。

「ちょっとしたら戻ってくる」と言って外へ。遊びに行ったらしい。

姉は、息をつき、若干の愚痴を述べた。

天才は最近わがままだと。

まあ、そういう時期なんじゃないか、と僕は返しておいた。

 

読書を進めると、自分の深層心理をテストするページに到達した。

1人ででもできるが、誰かに手伝ってもらった方が楽そうだった。

なので、

姉に手伝ってもらった。

しかし、

途中で手伝ってもらう必要がない事に僕は気付いた。

それを姉に伝えると、「いいよ、このまま手伝うよ」と言ってくれた。

ちょっとためらいつつ、僕は「じゃあ、甘える」と答えた。

深層心理テストは問題なく終了した。

「甘えたい願望が強い」という結果だった。

ジャストミート過ぎて、僕は苦笑した。

 

ちょっとして、天才が帰ってきた。

僕は自分から宿題を手伝う、と申し出た。

天才は「気まぐれだなあ」とつぶやいていた。

 

それでは、また。