残念な青春
押し入れの整理をした。
卒業アルバムを見つけた。小学校と中学校の。
途中でやめたから、高校のはない。
僕はうかつにもアルバムを開いてしまった。
小学校。
集合写真。自分を探すと、いた。
以外にも笑顔だ。
しかし、親指を突き立てて、地面に向けている。
なんてやつだ、と自分にあきれた。
中学校。
にらんでいる。個人でも集合写真でも。
思い出した。
このころ僕はあるゲームにはまっていた。RPG。
その主人公にあこがれて、キャラをまねしていた。
クラスメイトに話しかけられても、
「俺に触るな」とか、
「ふん、お前の話に興味はない」なんて言っていた。
当然、ひんしゅくを買う。
何だあいつ、うぜえ。という感じに。
だが、空気の読めない僕は、
「キマッた。最高。かっこいい俺!こりゃモテるぞ」って思ってた。
モテるわけがない(笑)。
今で言う中二病だったのだと思う。
とても残念な青春を思い出した一日だった。
それでは、また。