hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

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師匠が言った。

「自分がもし自分を好きならする行動」をしろ、と。

僕は、「自分が好きならすること=嫌いな自分が決してしないこと」と解釈した。

自分の嫌いなところ→反抗的なところ。

決してしないこと→「素直に感謝する」。

僕が一番、反抗している相手。

母だ。

恨んでいた。

僕が小学2年の時ぐらいに、母はうつ病になった。

ひどかった。自殺未遂するぐらい。

入院した。姉も病気で大学病院に入院していた。父はいない。

結果、小学5年ぐらいで僕はひとり暮らしになった。

面倒を見てくれる人はいた。

だが、家族が誰もいないのはさみしかった。

自分はだれにも求められない。いらない人間なんだ、と感じていた。

しあわせなやつが、きらいだった。

 

でも、今は感謝している。

10年前、僕が統合失調症を発症し、措置入院

その時母は毎日40分自転車を走らせて面会に来てくれた。

僕はだれも信じられなかったけど、母は僕を見捨てなかった。

自殺しなかった理由の1つでもある。

しかし、反抗心が未だにめらめらしている僕は1度もその事に対して母に「ありがとう」と伝えていなかった。

あんなにうれしかったのに。

伝えれば何かが変わるような気がした。

 

僕は実家へ向かった。

 

緊張した。

「何か今日、変だね」って、勘づかれた。

会話の流れとか一切無視して伝えた。

10年前、ありがとう。感謝してる。いつも減らず口叩いてごめん、と。

すると、

母は少し泣いた。

 

感謝を伝えた理由を軽く説明した。

雑談する。

全部バレていたという。

口では「ありがとう」と言っているときでも僕が人をにらんでいる事や、

小さい頃、「ともだち」といても僕がちっとも楽しそうじゃなかった事も。

要するに僕がどれだけ嫌な奴かって事を。

それでも僕はこの人に受け入れられていたのか、と衝撃を受けた。

僕は照れくさくなったのと、居心地が悪かったこともあって、逃げるように実家を後にした。

何だか変な気分だ。

それでは、また。