諦められない
今日は2週間に1回の通院日だった。
今年はこれで最後だ。
診察の時、昨日のことを話したら先生に注意された。
「焦ってはいけない」と。
先生は引きこもりを容認する主義だと以前言っていた。
「リスクを冒して取り返しのつかない事になるより、たとえ家の中だけでも、その人のできることをコツコツ続けて行くことが大事だ」と。
それもわかる。
わかるけど、僕は外に出たい。
普通になりたい。
人と対等に関わってみたい。
恋もしたい。家庭を築いて守れるほど強くもなりたい。
滑稽だろうか。
自ら社会から逃げて、働くことを放棄し、人と向き合うことからも背を向けて病院送りになり、気が付けば薬漬け。
今の状況はすべて僕の選択の結果だろう。
今更取り返せないかもしれない。年だってどんどんとっていく。
出来る事は少ないし、行ける場所も限られてる。
人に怯えて、すぐに調子を崩す。
それでも、このまま一生引きこもっていくことを僕は選べない。
生まれたからには生きている事を素晴らしいと思いたい。
希望を持って毎日を迎えたい。
確かに焦ってはいる。
無駄な努力をしているかもしれない。
だけど諦めない。
明日も外に出る。
調子を崩してでも。
負けるものか。
それでは、また。