可能性と信じる事
今日はスーパーへ買い物に行ってきた。
僕は上機嫌だった。
昨日の事を思い出すだけで、胸の中に温かいものが広がる。
店員の太ったおばさんにまた指を刺されて笑われた。
傷つきはしない。
むしろ余裕だった。
笑いのタネがあってよかったね、ぐらいに思えていた。
今まで僕は孤独だった。
傷ついても、悩みがあっても、
それを人に話せなかった。
頼るべき力もなく、
わかってくれる人もいない。ただ耐えるのみ。
そんなふうに感じていた。
自分から心を閉ざしてた。
自分を信じてくれるひと、好いてくれるひとでも、
負担をかけたら自分から離れていくような気がしてた。
人が僕から逃げてたんじゃなくて、僕が人から逃げていた。
でも、いまは人を信じられる。
頼ることだってできる。
もちろん自分で何もせずに頼るのは駄目だけど、助けてくれるひと、わかってくれるひとはいる。
場合によっては、僕自身が誰かにとってのそういう存在になれる。
そう思うだけでわくわくする。
未来は決まっていない。
それがずっと不安だったけど、
今なら楽しめる気がしてる。
今度あの太ったおばさん店員にも話しかけてみようなんて思えてる。
半分は挑発だけど(笑)。
それでは、また。