hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

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元気

今日は病院へ行ってきた。

この1週間はテスト期間だった。

飲む薬の量のコントロール。

減らす事に挑戦。

 

先週から、

ヒルナミン25mgが減って5mgに。

その代わり眠る前にリスペリドンという錠剤が2錠追加された。

今まで食後のヒルナミンを飲むと2時間は動けなかった。

とにかくだるい。

地面から手が出てきて引っ張られているような感覚に襲われる。

しかし、前回通院した時から量が減って食後でも動けるようになった。

その事を先生に説明した。

もちろん1度調子を崩した事も正直に話した。

「大丈夫そうだね」と先生は笑った。

 

今の先生は11年前に出会った。

その時自殺しそうだった僕を助けてくれた人だ。

1度主治医が違う先生に変わった事もあるけど、数年前にまた戻ってきた。

しかし今年また、遠くの病院に勤務する事になったという。

再び、別れの時が来た。

先生も大変らしい。

 

「こんな事今だから言えるけど、僕はあの時君は死んじゃうんじゃないかと思ってた。元気になって本当によかった」と先生は笑う。

ここ最近、先生は何度も僕にそう言っている。

そんなにひどかっただろうか?

ひどかった。

とにかく落ち着かないし、止まっていられなかった。

1日中狭い部屋の中で歩き回っていた。

入院中は発作が起こると、しょっちゅう注射を打ってもらっていた。

薬を飲んで対処する事もできたのだが、僕は調子を崩すと吐き気も起こる。

だから、注射を打ってもらっていた。

調子を崩すと、注射程度の痛みなど苦痛の範疇に入らなかった。

それくらい切羽詰まるのだ。

発作が起こっていない時でも、常に不安で、何かに怯えていた。

世界が敵で、自分自身も自分が嫌いだった。

でも、いまは違う。

発作がそんなに起きなくなった。

自分のことを嫌うのも飽きたのでやめたし、

他人にも関心を持てるようになった。

できない事があっても、そこから「じゃあ、どうすればできる?」って考えられるようになった。

目を向ければ周りの世界はいろんな顔を見せてくれる。

それが楽しい。

なので、死ななくてよかった。

 

薬は徐々に減らす事になった。

「今の君なら大丈夫」と先生は言ってくれた。

これからも薬の調整は続く。

僕はどんどん自由になると、勝手に確信してる。

根拠なんてない。

でも、

わくわくする。

それでは、また。