結果
先週、スーパーの開店前の掃除をするバイトの面接を受けた。
結果は今週の頭にも連絡してもらえるという約束。だが、
電話がかかってこない。
月曜日から待ち続け今日で5日目。
ちょっと臆病風に吹かれながらも、
焦らされるのがしんどかったので自分から電話をかけてみた。
ドキドキしながら電話のボタンを押していく。
呼び出し音。緊張。
つながる。
中年の女性の声。
この間受け付けてくれた人とは違う人みたいだった。
単刀直入に面接の結果が知りたいのですが、よろしいですか?と聞く。
すると、担当の人が今いないので戻り次第連絡をくれるとの事。
そこから生殺しタイムが始まった。
いつ電話がかかってくるのかわからないので、とにかく落ち着かない。
そのまま気持ちをごまかしながら時間をつぶす。
台所のタイルをメラミンスポンジでピカピカにしたり、
自販機に行って、「おしるこ」が無くなったことを嘆いたり、
マンガを読んでちょっぴり泣いたりした。
さっき電話がかかってきた。
面接を行ってくれたメガネさんだった。
結果を聞く。
申し訳なさそうに、「今回はちょっと……」。
落ちた。
何でもあの後僕のほかに2人の女性が面接を受けたという。
そのうちの1人を採用したということだった。
気になったけど、どうして落ちたのかは聞けなかった。
ありがとうございました、お世話になりました、とだけ伝え通話を切った。
……ひと区切りついた気がする。
ちょいとショックだったけど、正直にいえばホッとした部分もある。
入院中に退院の日を待っていた時もそうだったけど、
自分は待つ事が苦手なことを思い出した1週間だった。
それでは、また。