hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

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思い出した

自分の中で大きな変化があった。

 

昨日の昼ごろ、実家に行くと姉がいた。

甥っ子が中学生になって、サッカーの審判員の講習を受けることになったという。

姉はその登録手続きを携帯でしていた。

だが、姉は機械とかコンピューターとかが苦手な人だ。

30分ぐらい粘ってたかと思うと、いきなり「わからんわ!めんどくさい!」とキレ出した。

なので、僕が手助けをすることに。

全角、半角の入力がわからなかったようで、問題はそれだけだった。

うまくいった。

それで、

「○○(僕)がいてくれてよかった」と言ってもらえた。

それが、ものすごく心に響いた。

姉からするとどうでもいい些細な言葉だったかもしれないけれど。

 

僕は幼いころ母子家庭で育った。

母と姉と僕の3人家族だ。

小学生になってしばらくして母がうつ病になって入院した。

当然、僕が頼るのは姉しかいない。

僕はどこへ行くのでも「姉ちゃん、姉ちゃん」と姉の後についていた。

しかし、姉も中学生で多感な時期だったし、僕の事を疎ましく思っていたのだと思う。

僕はその事に気づいていた。

姉もその事はわかっていたのだと思う。

近所の大人にも「かわいそうな子」みたいに見られていたし、僕はどこか卑屈な気分に満ちた少年時代を過ごしていた。

 

ある日、姉と大ゲンカをした。

細かい事は覚えていない。が、姉は僕にこう言った。

「あんたは人の気持ちがわからない。本当にうっとうしい」

きつかった。

その日から僕らはどこかギクシャクし始めた。

間もなく姉も大病を患って入院。

仲直りすることもなく、互いに歳を重ねた。

 

大人になってからは普通に話すようになった。

というか、相変わらず僕は姉の世話になりっぱなしだ。

それでもケンカした時の姉の言葉を僕は根に持ち続けていた。

それが、昨日の言葉で「もういいや」って思えた。

 

昨日の夜に思い出した。

あの頃「どうせ僕は人の気持ちなんかわからない。わかってたまるか」と意固地になっていた事を。

その事が無意識的に自分にブレーキをかけていたのだと思う。

 

今なら素直になれる。

人の気持ちをわかりたいとも思える。

僕は変われるかもしれない。

 

それでは、また。