兄弟と時間

昨日、中間テストが終わった。

甥っ子兄弟、弟（中学生）の方の。

兄貴（高校生）の方のテストははちょうど１週間前に終わっている。

２人とも解放された、という感じ。

僕と甥っ子たちは実家に集合した。

久しぶりにゲーム大会。

ＰＳ２。

彼らが幼いころやっていたゲームをやった。

「トバル２」とか「ラクガキ王国」とか。

懐かしかった。

僕と甥っ子兄弟が実家でそろうのはここのところの事を考えると、レアな出来事だった。

あの２人は最近ケンカばかりだ。

何が何でも成功するんだ！みたいな弟と、

今が楽しけりゃいい。努力なんてしてたまるか……。という兄。

考え方が全然合わない。

家でもケンカばかりだと、姉にも聞いている。

その２人が仲良くゲーム。

２人ともにっこり笑っていた。

まるで、子供の頃に戻ったようだと思った。

大きくなった。

弟の方は丸かった頬っぺたがしぼんできたし、

兄さんに至ってはもう、僕と身長が変わらない。 

ゲームをしながら僕は時間の流れを実感していた。

いつの間にか。

でも全部通り抜けてきた日々。

色んな事があった。

部活とか、テストとか、ゲームとか。

誕生日、運動会、宿題、くだらないギャグを言ったり、下手くそなマンガもたくさん書いた。

笑ったり、怒ったり、泣いたり。

そう考えると、自分が生まれてから死ぬまでの時間は地続きなのだと思い知り、実感した。

頑張って死ぬまで生きたい。

せめてあの２人が幸せになるところを見届けたい。

もちろん僕も幸せになるけど。

いや、今でもけっこう幸せだ。

それでは、また。