hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

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自意識は置いて

僕はずっと人と話す事が苦手だと思っていた。

不安だったのだ。

その時話している相手に「つまんない奴だな」と思われる事が怖かった。

自信がなくて、怯えていた。

緊張するし、目を合わせられなかったし、楽しくもなかった。

 

あるとき、自分に問いかけた。

「本当に自分はつまんない人間だとしたら、どういうところだろう?」と。

越えられない問い。

わからない答え。

けっこう長い間、考えていた。

それで、きっかけは何だったか忘れたけど、不意に答えが出た。

「自分がどう見られるかばかり気にしているところが、つまんない」と。

その事に気づいてから、僕は考えるのをやめた。

 

考えるのをやめて、人とその場にいる事を楽しむようにした。

できるだけ自意識を排除した。

というか、一生懸命人の話を聞いていると、自意識はけっこう簡単に飛ぶ。

そうやって人の話を聞いて、自分でも喋るようにしたら、突っ込んだ話をしてくれる人が何人か現れた。

その人が生きている世界をどう見ているかとか、その中で何を大事にして生きているかとか。

自分もその人の世界に参加させてもらっている感覚。

さみしさがちょっと揺らぐ。

そういう事に手ごたえを感じる。

 

最近は、人と目を合わせられるようにもなり、人といる事も楽しめるようになった。

「面白い事」や「すごい事」を言わなくても、人はけっこう関心を向けてくれる。

優しくないのは自分の物の見方だった。

無駄に力が入ってたんだなあ、と思う。

それでは、また。