カメは万年
朝、自販機へ向かった。
寝ぼけ眼で。
アパートの駐車場。
スイカみたいなのが転がっている。
何だあれは?
僕はそれが何なのか、すぐにわかった。
なので、写真を撮ろうと、3DSを取りに戻った。
で、写したのがこれ。
カメだ。
でかい。30cmぐらいあったと思う。
引っ込んでいたので、あいさつした。
――こんにちは。
無反応。
ちょっと待つ。
すると、顔をのぞかせた。
ミドリガメだ。
知識として、ミドリガメは30cmぐらいの大きさになる事は知っていた。
だが、実物を目の当たりにすると、衝撃を受けた。
思った以上の迫力だった。
僕は部屋でミドリガメを飼っている。
名前はミルク。
去年の6月末にここに来てもらったので、少なくとも生後1年は経っていると思う。
ミドリガメは30年生きるという。
なので、あと29年、一緒にいられるかもしれない。
朝見たカメは、ガメラというか怪獣みたいだった。
ミルクもたぶん、あれくらいになるのだろう。
なんだかわくわくする。たのしみだ。
でも、
水槽はどうしよう、とか考え始めている。
それでは、また。