hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

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季節と変化

最近、暑い。

日差しもきつくて、汗が出る。

川や道端にカメの姿が見える。

草もボーボーだ。

蜂も部屋の中に飛んでくるし、つばめが窓から入ってくる事もある。

風呂掃除をさぼると、すぐにカビが生える。

先日、そうめんを食べた。

つまり、夏が来た。

 

人生には選べるものと選べないものがある。

季節は選べないものの1つだと思う。

昔は、季節の変化が嫌だった。

どの季節に対してもそうだけど、慣れてきて「もうこれでやっていける」と思ったぐらいのタイミングで、季節が変わる。

容赦なく変わる。

理不尽なくらい。

大人たちは「季節の風物詩」とか言って楽しんでいた。

だが、季節の変化は辛かった。

僕にとって変化とは別れであり、別れとは痛みだったから。

時が移ろい花が枯れていくのは悲しいし、祭りは楽しいけど終わりは寂しい。

雪が降っていると心細くなったし、春には年度が変わり、文字通り別れが訪れる。

 

無くなってしまうんだったら、最初から何もしない方がいい。

ずっとそんなふうに後ろ向きにしか考えられなかった。

 

大人になってから。

変化に耐えられるようになった。

何と言うか、信頼できるようになった。

季節は誰にでも平等だと気づけた。

失うだけでなく、新しいものだって生まれてくる。

僕にとっては甥っ子たちの誕生がそうだった。

彼らの成長と変化を見ているのは、幸福だった。

さらに言えば、公園の切り取られた木の枝もまた生えるし、花も咲く。ミツバチだってまた働きだす。

全部つながって巡っている。

心をゆるめて、そういうものを見るようになった。

そういった変化を経験する事で、僕はちょっと強くなった。

 

もちろん、なくなったものは帰ってこない。

祖父母とか、死んでしまったペットとか、終わってしまった「何か」も。

それでも、大事なのは嘆いて心を閉ざす事じゃなく、受けいれる事だと思う。

最後に離れるのなら、一緒にいる今を充実させよう。そう思えるようになった。

 

何もかも巡って、全部変わる。

だから、毎日は輝いている。

僕はそう思って生きている。

それでは、また。