酔った

昨日、学校がえりの甥っ子（兄）がここに来た。

彼がやっているゲームの話で盛り上がった。

１時間くらい。

その後１日の疲れが押し寄せたのか、彼はこたつで眠った。

僕は気分がよかったので、けっこう前に買っておいたビールに手を伸ばした。

缶ビール。１１０円くらいのやつ。

僕は普段、酒を飲まない。

今まで飲んだ回数も片手で数えられる程度だ。

あんまりおいしいと思った事はなかった。

だが、飲むなら今だ、と思った。

それで、飲んだ。

グイッと。

最初は何でもなかった。

気分が良かったせいか、おいしかった。

おいしかったので、短い時間で１本飲みきった。１０分くらいで。

それから３０分くらいして、甥っ子が目覚めた。

目を丸くして驚かれた。

「どうした？なにがあったの？」って。

なにが？と聞くと、「鏡を見て！」との事。

僕は、何を焦ってんだ？と思いながら鏡をのぞいた。すると、

真っ赤だった。

顔はもちろん、腕も足も。

いちばん赤かったのは首と胸だった。

それを見て自覚したせいか、僕は何だかくらくらしてきていた。

心臓がドクドク言うし、何かふわふわするし、でも、すごく気持ちがいい。

甥っ子が慌てていた。

「色がヤバいよ」って。

僕は自分まで慌てたら駄目だと思ったので、強がった。

たいしたことねえよ、って。

まあ、酔っ払って気が大きくなってたのもあったけど。

午後７時半も回り、姉も心配すると思ったので、甥っ子は家に帰した。

１人になって冷静になると、何かがおかしい事に気づく。

寒いのだ。

なんじゃこりゃあ！？と思いつつ、僕は冷房を止めた。

さらに、肌掛け布団をかぶった。

しかし、寒い。

酒を飲んで寒くなる、という話を聞いた事がなかったので、僕は焦った。

焦ったがする事もないので、いつも通り日記をつけ始めた。

だが、日記を書く字も乱れる。

僕は笑った。

酒って結構やばい、と。

ちなみに朝起きたら、頭が痛かった。

２日酔いだろうか？

人生初だ。

それでは、また。