hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

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読書感想文

昨日、兄さん(甥っ子兄弟の兄の方)に読書感想文のゴーストライターを頼まれた。

毎年の事だ。

頼まれたので、僕はすぐに本を読み始めた。

兄さんは携帯を片手に、だら~んとしていた。

僕は集中していたのだけど、兄さんがちらほら話しかけてくる。

兄さんにとっては重要なことかも知れなかったかもしれないが、僕は感想文に集中したかった。

正直、邪魔に感じた。

なので、「ちょっとごめん、集中したいから」と断った。

しばらくすると、兄さんは昼寝を始めた。

 

読書感想文を書くために読んだのは、「キッチン」という小説だ。

僕は以前にも読んだ事がある。

内容がぼんやりと頭に残っていたので、すぐに感想文にとりかかれた。

最初は兄さんになりきろう、と思いながら書いていたが、結局最後は僕の感想文になってしまった。

 

何を書いたかというと、

・登場人物は互いを理解しようとしている。

・自分の事をわかってくれる人がいる事ほど、その人を支えてくれる事はないのではないか?

というような事だ。

思った事を思うままに書いた。

1時間くらいで書き終える事ができた。

そのあと、僕は考えた。

 

僕は誰かをわかってあげられているのか?

「わかってほしい」と思っているくせに、僕は人をわかろうとしてないんじゃないか?

実際に兄さんの話を聞く事を、断わってしまったわけだし。

僕は携帯を握りしめたまま寝ている兄さんに向って、ごめん、と謝っておいた。

今度じっくり話しをしようと思う。

 

という訳で、兄さんの方の読書感想文は終わった。

だが、天才(弟の方)の読書感想文が残っている。

そっちの方も頑張ろうと思う。

それでは、また。