hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

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埋め合わせ

この間、甥っ子(甥っ子兄弟の弟の方)とケンカした。

ケンカというか、あいつが挑発してきて僕がそれに乗ってしまった。

カードゲームをしていた時だ。

 

あいつは最近、イライラしている。

部活に塾に忙しい。ちょっと前には期末テストもあった。

家に帰っても友だちとのラインが面倒だとも言っていた。

両親に対しても挑戦的だという。

姉も手を焼いているようだ。

 

それで、この間カードゲーム中に挑発されて、僕はイラっとした。

ストレートに言った。

お前ケンカ売ってんのか?と。

するとあいつはビクッとして、うつむいた。

普段僕は怒る事はないので、驚いたんだと思う。

沈黙した。

部屋が静かになって、扇風機のブーンという音が大きくなった気がした。

僕はやってしまった、と思った。

思ったのでそのままごまかした。「……ターン終了だ」と。

そのままカードゲームを消化したのだけど、何だかぎこちないというか、きまずい。

互いに暗かった。

 

母親に注意された。

子供相手にムキになってどうする、大人げないよ、と。

僕はそれは違う、と反論した。

大人だろうが、子供だろうが人間同士だったら対等だと思う。

だから、「子供だから」とか言って上から目線で「やさしく」するのは、かえって失礼にあたると思う。

僕自身、子供のとき大人にそういう扱いを受けて傷ついた事がある。

そんな事を伝えたが、母は納得してないみたいだった。

 

それでも、甥っ子が小さくなってショボーンとしてたのを思い出すと、やっぱり優しさが足りなかったと思う。

あいつだってケンカを売ってるわけじゃなくて、ただイライラしていて、それを抑えられなかっただけだと思うから。

悪いと思った。

思ったので、埋め合わせをしたいと思った。

 

前から甥っ子はカードで遊ぶ時、「同じデッキ(カードの束)ばかりで飽きた」と言っていた。

だけど、僕はべつに良いじゃん、と言って取り合わなかった。

その事を思い出したので、僕はちょっと夜更かししてデッキを組み直した。

 

次の日に。

「新しいデッキ作ったぜ!勝負だ!」と若干テンションを盛って甥っ子に勝負を挑んだ。

そしたら、あいつはニヤって笑った。

喜んだ(ように見えた)。

僕はそれが何だか嬉しかった。

それから、前にも増してカードゲームをやっている。

1日30分~1時間くらい。

思い出が増えて行く。

それでは、また。