いつの間にか、新年。
新年になった。
いつのまに、という気がする。
3か月くらい前から記憶がはっきりしない。
色んな事が起こり過ぎた。
僕にとって、だが。
引きこもっていた時に、大イベントと思っていたような事が、日に2度、3度起きる日々が続いた。
ほかの人にとっては何でもない事かも知れない。
知らない人と話す事。働く事。出かける事。買い物。外食。口げんか。本音を話す事。どんどん人に話しかける事。
親との問題とか、甥っ子たちが思うより大人になっていた事。
幼馴染の本音を聞いたりとか。
今まで気付かなかった事に気づいて、ショックを受ける事が多かった。
自分はこれまで楽してたんだな、と思った。
目が回る。
わけがわからなくなる。
眠れない日もあった。
体重も減って、人相も変わった。
どうしようもない時は、近所の河原で歌った。
励ましてくれる人もいて、ありがたくて、申し訳なくて、たくさん泣いた。
もちろん楽しい事だって盛りだくさんだった。
だから、笑う事も出来た。
刺激が多すぎて、
自分が誰だかわからなくなる。
そのせいで今までできなかった事も出来た。
コンビニ中毒とか、知らない人に挨拶して雑談するとか、一日中外に出るとか。
薬は今1錠も飲んでいない。あと、遠出して迷子になったり。
絶対に出来ない、と思ってた事が日常になっている。不思議だ。
それまで気にしていた事は、実はどうでもよかったのか?なんて思ったりした。
いままで、何にこだわっていたのか段々思いだせなくなってきた。
くらくらしていた。
現実の処理が間に合わない。
だから、思うままに動いた。
好きなものを好きといい、嫌いなものを嫌いだ、と。
色んな人に迷惑をかけた。
その度に落ち込んだ。
だが、
姉が言うには「その程度は普通」ということらしい。
「そんなに大げさに考えなくていい」と。
それでも、
この年になって、年齢相応の精神年齢に追いつけてない事が恥ずかしい。
どうしても自信が持てない。
一人で勝手に悩んでいるだけなのだけど、くるしい。
ただ、感謝している人がたくさんいるので、犯罪とか、人を傷つける事はしたくない。
そういうことぐらいしか、頭に定着していない。
このままでは、どうしたって僕は誰の役にも立てそうにない。
だから、
余裕を持つというか、大人になって、
大切にしたいものを大切にできるようになりたい。
そんな事を思う新年。
それでは、また。