hatopoppo_25's blog

気づけば普通の日記になっていました。

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外人さん

午前中。

朝風呂に入って、掃除機をかけ、皿も洗った。

時間ができたので、

僕は出かける事にした。

 

買い物へ出かけた。

町が運営している無料バスに乗って駅前まで。

駅の近くに大型ドラッグストアがあるのだ。

粉のインスタントコーヒーを切らしていたので、その調達へ。

今日は張り切っておしゃれをしていった。

白いボタンダウンシャツに赤いネクタイ(チェック柄)、その上に紺のカーディガンを着た。ボトムスはスキニーのジーンズ。靴はヒョウ柄のスニーカーを履いた。

髪の毛もワックスをつけて動きを出した。

シンプルすぎるかと思ったので、ウォレットチェーンも装備して行った。

はっきり言って僕にはおしゃれがほとんどわからない。

だが、今日は自分なりにおしゃれを楽しんだ。

 

バス停は駅前なので人が多かった。祝日だったのも関係してるかも。

タクシー乗り場にはスーツを着た人。

これから都市部に向かうのか、おしゃれっぽい女の子たち。

駅員さんに何かを尋ねるおじいさんもいた。

そんな風景を見ているだけでも、刺激があっておもしろかった。

買い物が終わった後、バスが来るまでにそうやって時間を潰していると、人に声をかけられた。

ちょっといいですか?と。

 

ふりかえると、女性がいた。しかも外人さん。

道とか電車の時間を聞かれるのか、と思っていたら……。

「あなたかっこいいですね。お話しませんか?」

……かっこいい?

ほめられた?

僕は、

マジか!?どういうことだ!宇宙の神秘だ!ミラクルがやってきた!

と、激しく動揺した。

 

で、話した。

いい天気ですね、から始まって、

私には生意気な弟がいます。へえ、僕には姉がいます、とか、

この辺に住んでいるんですか、日本語うまいですね、とか。

とにかく緊張して、焦った。

しどろもどろにならないように、話が続くように、ターンを意識して喋った。

「今は僕が喋るとき」と「今度は外人さんが喋るとき」というように。

会話自体は続いた。

しかし、だ。

仕事の話になって僕が「働いてない」というと態度が急に変った(気がした)。

一気にテンション下がった。

その後外人さんは腕時計を見て「いかなくちゃ」と言って去って行った。

なんだったんだろう。

やっぱり働いてない男は問題外なんだろうか?

でも、ファッションを頑張ったのは報われたんだろうか。

あなたかっこいいですね、という言葉が頭から離れない。

もっとファッション頑張ろう、と決意した1日だった。

それでは、また。